長浜市の現場では、外壁下地工事と同時進行で木製サッシの枠材の設置が行われています。
左側の半透明のシート部分もこれから枠材が取り付けられていく予定です。
上の鴨居にいくつもの溝が彫られており、複雑な加工です。
木製サッシ!? かなり年数の経った住宅では今でも時々木の窓を見かけますが、新築では珍しいですよね。
最近は樹脂サッシやアルミサッシが主流で価格も安価なのですが、弊社ではリビングやダイニングなどのメインになる部分に木製サッシを採用することがあります。
一番の理由は、その家の間取りや形に合わせたサッシがオーダーで作れるということです。幅や高さなどのサイズを合わせられたり、複雑な加工ができ、例えば角を開け放して、とても開放感のある空間を作ることもできます。
その家が一番生きる窓辺がつくれるのです。
また、木製でつくるので既製品にはない風合いがあり、木の家によく馴染みます。
性能に関しても、元々木材は断熱性能が高いですし、ガラスはペアガラスを採用、様々な工夫を凝らして既成のものに近づけるように努力しています。
図面作成→図面に基づいて大工さんが木の枠材を加工→それを現地で合わせながら取付けていく。→設置された枠材を採寸→建具屋さんが木製サッシを製作・取付を行います。
大変手間のかかる工程ですが、出来上がった木製サッシの風合いや暮らしの一部としての機能性を考えると、手間をかけただけの価値あるものができていると思います。
このように中と外がつながる開放的な空間を作ることができます。
こちらは木の格子入りのガラリ網戸です。外から中が見えにくく、家の中は落ち着いた空間となります。
まだ枠材の取り付け半ばですが、ここからいくつかの工程を経て、木製サッシが取り付けられるのが楽しみです。
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